倉敷市街地を一望する絶景を独占!川嶋ノ宮八幡神社本宮

「川嶋ノ宮神社本宮」倉敷市酒津

倉敷駅の北西に見える八幡山の中腹にある川嶋ノ宮八幡神社本宮は、倉敷市街地だけでなく真備や水島工業地帯までも一望することができる絶景スポットです。観光客もほぼいないため、絶景を独占できます。

酒津公園のそばにある神社も同じく川嶋ノ宮八幡神社なのですが、こちらは里宮になります。

川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)とは?

川嶋ノ宮八幡神社本宮は、アクセスの悪さから知名度は低いのですが、倉敷市街地を一望できるスポットでもあり、古代の倉敷を想像するにはぴったりの場所です。

古代、倉敷市街地は海のなかにあり、阿智神社や足高神社のある場所は島でした。

そして、川嶋ノ宮八幡神社本宮のある八幡山は、岡山三大河川の一つ高梁川の、河口付近にある山として一番高い山だったため、神様が宿る山として山岳信仰が行われていました。

そのため、川嶋ノ宮八幡神社の本宮は八幡山にありますが、高梁川を隔てた酒津公園のそばに里宮がおかれています。

遠くから見ると山の上にある神社のため、お参りをするのが大変そうに見えますが、近年改修工事が行われているため、石段も登りやすくなっています。そのため地元の人の散歩スポットになっているのか、意外にも石段を登るひとをちらほら見かけます。

川嶋ノ宮八幡神社ご祭神

主神(祭られた複数の神のうち、中心となる神様のこと)
比売大神(三女神)
品陀和気命(応神天皇)
息長帯比売命(神功皇后)

相殿
帯中日子天皇(仲哀天皇)

摂社(ご祭神と関係のある神様や地主神様などを祭った社)
新宮 大雀命(仁徳天皇)
石清水社 息長帯比売命(神功皇后)
白鳥神社 倭建命
荒神社 火之迦具土神・建速須佐之男命

その他境内・境外末社(摂社に該当しない神様を祭った社)
水神社
西御前神社
岩屋神社

川嶋ノ宮八幡神社由緒

岡山県の西部を流れる1級河川の高梁川昔は川嶋川とも呼ばれれていました。

高梁川の河口を扼す川嶋(日本書紀)の最高峰八幡山は流域の民を守る神体山として竜神信仰に始まり、次いで多産豊穣を象徴とする比売神信仰に移行した最古の信仰形態を伝えてきた。

境内社の火の神(火之迦具土神)や治水・農耕植林の神(建速須佐之男命)も古くから祀られたものと思われる。天暦元年(947)宇佐八幡宮から八幡大神を、また同二年(宗像三神)を勧請しているが、倭建命、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、仁徳天皇と4代5柱の神を祀り、同時に海神信仰を強める祭りが加えられている。

これは天慶四年(941)備中守小野好古が追討吏長官となって藤原純友の乱を平定した記念に、神への感謝とこの地方の平安への祈りを込めて関係者が祀ったと看られる。

八幡大神とは?

八幡大神(はちまんおおかみ)は応神天皇の神霊で、母親の神功皇后、比売大神の宗像三女神と合わせて八幡三神として祀られていてます。

川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)のアクセス情報

倉敷駅方面からだと、倉敷大橋を渡り、右に曲がります。途中からは舗装されていない道を進むことになります。

川嶋ノ宮神社へ

ところどころに酒津八幡神社の看板があるので、それに従ってください。

八幡山のふもとにある駐車場までは車で行くことができますが、駐車場からは本宮までは石段を登って歩かなければなりません。

川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)を登ってみよう

高梁川の対岸からだと神社の場所が山の中腹にあるためお参りするのが大変に思えますが、階段自体はそうでもありません。その代わり神社の参道入口まで行くのが大変です。交通機関もないため、基本的に車で行くことになります。

参道石段

川嶋ノ宮神社本宮参道口

川嶋ノ宮八幡神社本宮は近年、改修工事が行われていたため、歩き易くなっています。ここから階段の数は415段、高低差としては約75メートル、本殿までの距離は約300メートルです。

石鳥居と狛犬
中間地点にある石鳥居

川嶋ノ宮八幡神社本宮は近年、改修工事が行われていたため、このように歩き易くなっています。

石鳥居を過ぎたところから隋神門が見えてきました

境内

川嶋ノ宮神社本宮隋神門

隋神門まで来たら階段を振り返ってみてください。参道の途中からゆったりしているので意識から消えるのですが、この高さまで登ってきたのか!と実感できますよ。

川嶋ノ宮神社本宮拝殿

隋神門から境内に入ると神社の拝殿まで石が敷かれているため歩きやすいです。

川嶋ノ宮神社本宮本殿

本殿の後にあるのが、摂社である白鳥神社と石清水神社です。

境内外

境内の奥、北西と北東にそれぞれ小径がありますが、両方とも八幡山の頂上に向かう登山道となっています。

北西にある小径、荒神社と白鳥神社の間にある道を進むと、末社である西御前神社や岩屋神社、さらには石仏があります。

境内にある荒神社と白鳥神社の間に西に向かう小径がありますが、ここからは山道や岩場を歩くなるようになるので、動きやすい恰好でなければ、進まない方がいいかもしれません。

八幡山の岩場

このような岩場が途中にあり、特に雨の降った後だと足元が滑りやすいため危険です。

西御前神社

西御前神社は、岡山市南区妹尾にある御前神社と関係があるのでしょうか?

岩屋神社

岩屋神社は、岩屋(洞窟・洞穴)を祀っているから岩屋神社のようです。

石仏

川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)のまとめ(感想・レビューなど)

岡山県西部を流れる1級河川の高梁川。言い伝えによれば高梁川はその昔、龍が棲んでいたとされています。
その高梁川の河口にあった島だったのが、川嶋ノ宮八幡神社本宮がある現在の八幡山で、ご神体山として流域の人々から信仰されてきました。

この神社がある地名は倉敷市酒津なのですが、酒津の中に「津」という文字があります。「津」というのは、もともと船着き場、港に付く地名で、古代はこのあたりまで海だったという名残りです。

八幡山の麓からではわかりにくいのですが、八幡山に登り、周囲を見渡すと、古代はこの山が島で倉敷市街地が海だったと実感できます。

古代の倉敷周辺図(倉敷物語館展示の倉敷の歴史より)

倉敷周辺図の総社市の南西にある島が八幡山です。

そのため、阿智神社と同じように海の神・航海の神として知られる宗像三女神が祀られているのも納得です。
(現在、川嶋ノ宮八幡神社は阿智神社の宮司が兼務しています)

川嶋ノ宮八幡神社本宮に来たら、山の上から周囲を見回して、古代の倉敷の姿を想像してみてください。

川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)の料金

無料

川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)の基本情報

「川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)」倉敷市酒津
施設名川嶋ノ宮八幡神社本宮(奥宮)
住所倉敷市酒津1115
定休日なし(無人社)
営業時間なし
(街灯がないため夜間はお勧めしません)
電話番号なし
駐車場階段下にあり(数台可能)

こぼれ話

川嶋と呼ばれたこの地域の近くには古墳群や、日本書紀に出てきた県守渕跡(あがたのふちあと)、備中青江刀の刀鍛冶の井戸、戦国時代の砦址等各時代の遺跡が多数あります。

神社のある八幡山は古代は島で、八幡山の北側のあたりが高梁川の河口でした。

八幡山の北側より真備地域を臨む
日本書紀にこんなエピソードがあります。

仁徳天皇の頃、高梁川の淵に大きなミズチが住み、民を困らせていました。
ミズチというのは水中に住む一種の龍です。

そこに現れたのが、県守(あがたもり)という名前の豪傑でした。

彼は、3つのひょうたんを淵に浮かべて「このひょうたんを沈めてみろ。それができるんだったら命を助けてやるが、できないのなら、お前をたたっきるぞ」と言いました。

そのミズチはひょうたんを沈めようとしましたが、一度に3つのひょうたんを沈めることはできなかったためへとへとに疲れてしまったミズチを切り殺しました。

そして、淵に住むミズチの眷族も残らず切り殺したために、淵が血で真っ赤になりました。

そのため、この淵を「県守渕(あがたのもりふち)」と呼ぶようになりました。

この豪傑こそが、吉備国の豪族吉備氏の分家の一族、笠臣氏(かさおみし)の初代となった笠県守(かさのあがたもり)で、笠臣氏は笠岡市の「笠岡」の地名の由来となった豪族になります。

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青江鍛冶七代井戸
水江の渡し跡
一の口水門
川嶋ノ宮八幡神社遥拝殿(里宮)
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