美観地区にある中国銀行本町出張所では、ステンドグラスにも注目!!

「中国銀行倉敷本町出張所」倉敷市本町

美観地区の中で、近年まで岡山県内最古の現役店舗として営業していた中国銀行倉敷本町出張所

現在は、営業していませんが、倉敷アイビースクエアの中にある「児島虎次郎記念館」を閉館して、児島虎二郎の作品や古代エジプト、西アジアのコレクションをこちらの建物に移して、大原美術館の新展示施設「新児島館(仮称)」として2020年(平成の次の元号での2年)11月に開設予定となっています。

中国銀行倉敷本町出張所の場所

倉敷駅から商店街を経由すると、阿智神社への参道階段を過ぎ、美観地区に入ってしばらくすると右手に見えてきます。この建物の南西には、大原美術館で有名な大原家の旧別宅の有隣荘、その有隣荘の隣りには旧大原家住宅があり、大原家のホームグラウンド的な場所にあります。

中国銀行倉敷本町出張所はどんな建物?

大正11年(1922年)に建てられた鉄筋コンクリート造2階建ての建物です。特徴は、ルネサンス様式。

ドーリア式の柱、屋根上にある3連式のドーマー窓、1階のアーチ状のステンドグラスから構成されています。

大正に建てられて、近年まで現役の店舗として営業していましたが、観光客や銀行への来客の安全性確保するために調査をすると、その鉄筋コンクリート造とされていたものが、実は主要な構造部分はレンガで、一部コンクリート造でした。

一般社団法人日本建設業連合会HPのPDF(471KB)

平成26年(2014年)には改修工事をしましたが、中国銀行の倉敷駅前支店が新築されたことにより統廃合され、現在はATMのみが設置され、大原美術館のものとなっています。

ところで、この建物の工事を手掛けたのは、藤木工務店です。

この藤木工務店は、大正9年に創業したばかりですが、岡山市にあった日本銀行岡山支店(現在のルネスホール)の建築をきっかけに、大原美術館、倉紡中央病院(現在の倉敷中央病院)、倉敷アイビースクエアも手掛けています。いまは建て替えらえれてその姿はありませんが、中国銀行本店も藤木工務店が建てたものでした。

「ルネスホール(旧日本銀行岡山支店)」岡山市北区内山下 
「倉敷アイビースクエア」倉敷市本町 

建物の模様に注目!!

ステンドグラス

ところで、この中国銀行の建物のステンドグラス、いろいろな着色されたガラスの組み合わせからできてるのですが、何の模様かわかりますか?

ステンドグラスの模様

実は、ステンドグラスの真ん中の楕円形の部分が「小判」、それを囲む「波」、さらに「コイン」が囲むという面白い模様になっています。

中国銀行倉敷本町出張所は国登録有形文化財(建造物)です

旧倉敷銀行跡の記念碑

この中国銀行倉敷本町出張所はもともと、旧倉敷銀行でした。

倉敷銀行は明治24年(1891年)に設立され、さらに倉敷銀行が中心となる形になり6行の銀行が合併して、第一合同銀行になりました。

そして、その第一合同銀行と山陽銀行が合併して、岡山市に本店をおいたのが中国銀行です。

中国銀行の初代頭取だったのが、大原孫三郎さんでした。

登録有形文化財(建造物)

中国銀行倉敷本町支店は、平成10年(1998年)12月11日に、倉敷紡績記念館、児島虎次郎記念館と一緒に、国登録有形文化財(建造物)として登録されました。

ちなみに岡山県内にある国登録有形文化財(建造物)は、2018年5月10日時点で90件あります。

基本情報

「中国銀行倉敷本町出張所」倉敷市本町
施設名「中国銀行倉敷本町出張所」
住所倉敷市本町5-6

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